Peer Interview Tour Guide Experience |
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| Author: Maya Ross |
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通訳ガイドとして活躍されるAさん。
「本当はスチュワーデスをやりたかった」が、事情あって叶わず。結婚後、再挑戦して努力の結果、今がある。
TIJ: どういうきっかけで通訳ガイドに?
A 通訳学校に通っていたとき、ある程度以上に伸び悩んでしまって。自分は本当に向いてるのかなど悩んでいたときに、友人がガイド資格を取ったと聞いて。調べてみたらそっちのほうが向いているかなって思って私も資格を取りました。そのあとは旅行会社めぐりとか下積み的な仕事を繰り返して、今も仕事があったりなかったり。でもそこそこ順調になって来ました。
TIJ: ガイドと通訳ってどう違うんですか?
A:私のさせていただいている仕事では、大人数から御夫婦だけの場合まで、旅程づくりから宿、食事の手配まで行うことがあります。通訳の仕事はしていないのでわかりませんが、ガイドの場合ツーリズムに関わる情報収集力がとても大切です。また文化や芸術、歴史についても説明が求められますので学習しています。あとはお客さまの日本滞在中の問題を解決するために対応しなければなりませんので、サポート力やコンシェルジュ的な連絡業務などけっこう忙しい仕事です(笑)
TIJ: 仕事で楽しいことは?
A:月並みですがお客さまが楽しんで下さっているのを見るのが一番報われますね。あとは、訪問先で見る四季の自然の美しさや奥深さ、外国人の目を通してみた日本についての新しい発見があったときなど、はっとするとともに新鮮な気持になります。同じ目的地でも同じ景色はニ度とないですし、お客さまとの御縁も、毎日が一期一会と実感することが多いです。あとは東京のガイドですからやはり江戸についてよく調べたり読んだりしています。今年は「江戸開府400年」でさまざまなイベントがありましたが、巨大でクリーンで繁栄していて、でも吉原のような悲劇や厳しいカースト制度もある抑圧的な社会でもあり。。。吉原については、外国人でもやはり女性の方が興味をもたれて、エキゾティックな憧れを持つと同時に憤慨される方も多いですね。日本女性としては複雑ですが、私の知る限りの事実はきちんと説明しています(笑)
TIJ:なるほど。さて代表的な観光都市、京都と東京と比べてどう思われますか?
A: そうですねえ。。関東は武家文化ですからやはり質実剛健な禅宗のお寺とか、東京では今は難しいかもしれませんが江戸城に代表される階級社会の名残りと町人文化の活気を感じてもらえたら、と。あと、東京の場合は空襲で焼けて敗戦したけど、短い間にものすごく発展した、ということも言いますね。。京都はもはや、説明不要の豪華な寺社が待っててくれますから。。。ただ、お客さんの日本精通度にしたがって説明の仕方を変えていますね。通の方には詳しい背景や見どころを、初めての方には、まずは日本の歴史概観をざっと、という感じで、細かい年代やサムライの名前をくどくど述べると寝てしまわれることも多いので?)実際的なことを言えば、東京はなかなか、歴史を見たい人にとっては観光が難しいかもしれません。緑は多くて美しいところも多いと住民としては思いますが。お城も何も残っていないじゃないですか。とりあえず博物館やら、浅草のあたりに囲い込まれてしまって、とても人工的で残念な気がします。ただ、山の手線の各駅ともに、テーマがあるし六本木や渋谷などすごく楽しいので、元気なお客さまには東京は「今」を楽しんで思いっきり街歩きをすることをおすすめしたいですね。私もとにかく、お客さまが若い方ならば自分も一緒に、歩きまくりますよ!京都の場合は、欲を出せばいくらでも見るところがあるので日程にあわせて優先順位を絞って観光しないと。あとは駅前の車道の混雑がものすごく、近そうに見えても遠いこともありますので要注意です。バスもなかなか来なかったりしますし。でも京都の人は親切だしタクシーもすごく地元にくわしくて個人的には大好きですね。
TIJ: ガイドの視点から外国人におすすめの観光地はありますか?
A: 九州なんかがいいんじゃないでしょうか?温暖で広々としていますし、宮崎や鹿児島の温泉などにつかって、他の外国人観光客のいないところでのんびりするというのも。。。そういうところのほうが、やや不便ながら「これぞ日本」、という交流もきっとできますよ。温かく迎えてもらえるし。東京や鎌倉の観光地では外国人を見慣れていて冷たいもんですからね。外国人とくにアメリカ人は、「高い!」というイメージのある日本に来るからには、特別な「日本文化」らしきものを最大限に吸収し、買っていこう、とやっきになって京都におしかけたりするのですが(笑)そういう人にかぎっていざ、というときに懐石料理とか刺身も全く食べられず、旅館は窮屈、ということになりがちで、皮肉ですね(笑)誰でもそうですがあまりにもイメージ先行型の”観光”は、実際に行ってから自分の想像とのレースになってしまって苦しくなってくるんですね。だから日本に来るのであっても、のんびりできる観光地と自分がリラックスできる良いホテルを選んで、家族や恋人と貴重な数日間をのーんびりする、という旅が私はおすすめです。
東京などの大都市ならばビジネスとか友達とか、知っている人を訪ねて来て、それぞれの視点から体験をしていけばいいんじゃないでしょうか。本当にグローバルな時代になったら、世界の人がお互いの国のリゾートや大切な保養地を訪れあうようになり、世界的にそういう素敵な場所や自然が大切にされるようになる、そんなふうになったらいいんじゃないかなと。そうするとおせっかいなガイドもいらなくなるかな?(笑)それは困りますね。
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